外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~ (光文社新書)
の読書録の続きです。他にも3つエントリー(仮説検証、深堀分析、how can do it)ありますので、もしよかったらご覧ください。
刺さったフレーズ
いつもは60点でやり過ごしながら、ここぞというときに150点取りに行く、というのが知的生産における勝ち方になります。
外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~ (光文社新書)
力の入れ具合に変化つけないと、成果が全部中途半端になってしまいますよね。
仕事を棚卸して、自分がやるものと配下にやってもらうものを整理し、自分が持つものでも優先度つけて捨てれるものは捨てましょうという話ですよね。
これを毎日のルーティンとしている強者もいますよね。
毎日仕事を振り返って、棚卸して、譲渡するか、破棄するか、継続するかを判断するという。。。
私はそこまでできていないですが、4半期に一回くらいは見直しています。
その時に難しいなと思うのは譲渡するという話です。
どういった仕事を誰に渡せばいいのか?で頭を悩まします。
今回はそのあたりについて考えてみました。
60点でやり過ごす仕事は譲渡する
結論から言えば、60点でよいと判断できる仕事は譲渡すべき仕事と考えています。
そもそも、150点取れるあなたが60点のクオリティでタスクをこなすのは難しいです。
自身がタスク遂行者として手を抜くということになるので、「本当はここまでできるけど、あえてとどめる」というストレスが生じます。
結局いろんなところが気になってしまって100点くらいのクオリティは発揮してしまい、仕事を減らしたいのに減らせない事態が起きます。
完璧主義者の人、頑張ることが正義という企業文化、みたいな環境ですと同じような状況に陥っている人も多いのではないかと思います。
であれば、そもそも自分がやらなければいいわけで、全力でやって40点から70点くらいをとれる人に任せてしまえばよいです。
判断に迷うのは40点の人だと思いますが、私は不安材料が漠然か明確かどうかで判断します。
不安があっても譲渡する
配下メンバーに任せたくても不安だから譲渡できないというのはよくありますよね。
ただ、譲渡しないといつまでたってもバリューのある仕事に時間が割けないのででそこは強い心で任せていきましょう。
頭の中で悶々と考えていても始まらないので①不安材料を言語化して②具体的か抽象的かで不安要素を分類しましょう。
分類結果とし漠然としたて不安なんだなと思えたら任せてOKです。
漠然とした不安というのは親が子供に抱くみたいな話で、できないと断定する理由はなないけどなんとなく不安というやつです。
もちろん、無傷ではいられないですが、きちんとフォローに入ればリカバリしてくれます。
ただし、情報が少ない新規メンバーに対しては同じことはできないです。
時には勘で乗り切ることも必要です。
情報不足なら勘で判断しよう
新メンバーは情報が足りないんだもの、しょうがないじゃないですか。笑
めちゃくちゃ定性的な根拠ですが・・・
- あなたは管理職まで出世してます。人を見る目はあると自信を持っていいはず。
- 私は自分の勘を信じずに二回ほどやらかした。
ということで、新規メンバーに対して仕事を譲渡するなら勘を大事にしましょう。
年次のわりにはあれれ?みたいなケースだったり、年次は浅いけどやれそうだなとか、そういった勘が働いたときは自分を信じたほうが良いです。
まとめ
部下任せている領域、捨てている領域が少ない人は、一回業務の棚卸しから始めてみてほしいです。
経験上、自分が思っているよりも任せられる範囲は広いので、心配性だと自負のある人は試しにやってみてほしいです。
ちなみに、今回の60点、150点の話は人生という大きなスコープでも考えられて、例えば私生活150点、仕事60点という生き方もあるなと普段から考えています。
その辺のことは、イノベーションオブライフでグサグサ来たので別の機会でエントリーしますね。
以上、刺さったフレーズと活用についての考察でした。読書でキャリアを開拓しましょう!
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