ヒアリングのクオリティを上げよう

データ分析の本

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)

の読書録の続きです。

刺さったフレーズ

N1の絞り込みを大胆に行いたいです。ここでN3、N10のグループインタビューになった時点で、それに基づくアイディアは弱くなります。逆に、N1設定で行うアイデア=WHATの提案には、必ず多数の共感者が出てきます。N1起点のアイデアにどれくらいの人数の共感者が出るのかは、後にコンセプトテストで検証可能なので、恐れる必要はありません。ニッチなのではないか、特殊なのではないか、と不安になる場面こそが強い「アイデア」の手前にいると信じましょう。

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)

N1分析から有用な示唆やアイディアが得るためのエッセンスが凝縮されています。

ところで、N1分析のクオリティの優劣を決める要因はなんだろうかと考えてみると、インプットの情報とそれを処理する能力の二つで説明できるかと思います。

どっちも大事ですが、インプットがゴミならアウトプットもゴミということで、インプットのクオリティがより重要だと考えています。

それはつまりヒアリングで得られる情報の品質ってことです。
※インプット情報の質という観点では、前エントリーした行動ログを用いた分析は質が担保されているので、分析手法としては優良です。

私の経験的にヒアリングを考察すると、仮説検証型ヒアリングと、探索型ヒアリングに整理できるのではないかと思います。

そのうえで、どうすればヒアリングのクオリティを上げられるの?について考えてみると、

仮説検証型のヒアリングは事前準備でクオリティが決まり、探索型では俗人的な経験/知見でクオリティが決まるのではないかと考えています。

今回は、その前提の上でどうアプローチしていくか?ということを考えてみました。

仮説検証型ヒアリングは準備がすべて

ヒアリングを経て何をアウトプットしたいのか?を明確にしてのぞみましょうにつきます。

仮説検証的に実施するのですから、そこには問いがあり、それに対しての仮の答えがあるはずです。

また、多くの場合、ヒアリングの結果を報告する場があります。

ということは、その報告資料は仮の答えで作ることができ、ヒアリングは埋まっていないピースを探しに行く作業になります。

わかりやすい例として要件定義があります。

要件定義したい項目があり、それに対してオプションや慣例などの仮の答えがあるはずです。

ヒアリングではその答えを合わせる作業となります。

逆に考えると報告資料のイメージがあやふやであれば、ヒアリングのクオリティは下がります。

そういった場合は、仮説の情報で報告資料が書けない理由に対処することが先決です。

ちなみに、、、ヒアリングシートは書籍の付録やネットでばら撒かれているものがあります。

私の勝手な想像ですが、作者がイメージしているアウトプット(報告資料など)に最適化されているので、万人が使えるものではないと考えています。

ですので参考情報としては使えると思いますが、ヒアリングシートはオーダーメイドで作ることをおすすめしすます。

探索型ヒアリングは無理しないのも一手

探索型のヒアリングは、事前準備では想定していなかった切り口や観点から情報を得るようなことを指します。

思考プロセスで考えてみると、会話の中でここは深堀して聞くべきだ!と瞬時の判断があり、重要な情報を引き出すための質問を同時並行的に生成しています。

アドリブで仮説検証型のヒアリングを実施しているようなものと考えることができます。

アドリブ力は俗人的な知見や経験に依拠するので、やってみようといって明日からできる芸当ではありません。笑

私自身振り返ってみると知見のある分野、領域であればいろいろ聞き出せる自信がありますが、馴染みのない分野での戦績はよくないです。

経験や知見があんまりないという段階であれば、仮説検証型ヒアリングの時間配分を厚めにして、事前質問を確実につぶすタイムマネジメントで臨むことを大事です。

時間を大切に 

ヒアリングが時間通りに終わらないケースをしばしば見かけます。

盛り上がりすぎて時間オーバーということであればよいですが、雑談しすぎて時間オーバーはいただけません。

目につくのが探索型ヒアリングと見せかけた、ただの雑談です。

こういったケースでは適当に話を切って仮説検証型ヒアリングを終えるように努力すべきです。

自分が同行する立場の場合、会話を制止するのはなかなか難しいですが、質問する演技をして会話のイニシアティブを奪ってしまってください。

まとめ 

ヒアリングについてはずーっと難しいなと感じてまして、まともにできるようになったのはここ1,2年かなと実感しています。

あまり難しい業務として認知されていないのではないかと思いますが、ヒアリングで得られる情報が最終的な品質を左右し得るので、磨いていきたい技術ですね。

以上、刺さったフレーズと活用についての考察でした。読書でキャリアを開拓しましょう!

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